妊娠中に飲んでも良い薬とダイエットサプリはあるのか?

妊娠中に飲めるサプリとは
妊娠中に母体が経口摂取したほとんどのものは、胎盤を通して赤ちゃんに吸収されることが多く、食事に関して気を使うことが多くなります。
同時に健康管理や体重管理のためにサプリメントを摂取するときにも、成分には十分注意することが必要となります。

また、妊娠中には病気になることがあります。
妊婦特有の高血圧症などもありますが、一般的な風邪をひくこともあり、そのときは病院で処方された薬を飲むこともあります。
サプリメントと同じように薬についても十分に注意が必要で、できるだけドクターから処方されたものを飲むことが推奨されています。

妊娠中のダイエットサプリや薬は飲む前に安全性を確認

妊娠中は体重管理とともに健康管理もとても大切で、風邪をひかないように気を付けなければなりません。
しかし、妊娠中のおよそ10か月間に1回も風邪をひかないというのも少し不自然で、季節の変わり目に風邪をひいてもおかしくはありません。

対処法としてドクターの許可のあるサプリや薬を飲むことが安全で、市販のものは妊婦は避けるかドクターに確認をとってから服用することが一般的です。
胎盤を通じて赤ちゃんに影響することを考えると、サプリや薬について自己判断をしたり、市販薬の説明書に妊婦も飲める内容が記載されているのを鵜呑みにするのはリスクが高いといえます。
自己判断するよりも、必ず妊婦と薬情報センターなどで相談または情報を確認するようにしたほうが良いでしょう。
また各都道府県において拠点としている病院の一覧もあるので目を通して見ることをお勧めします。
妊娠と薬情報センターのロゴ

妊婦と薬情報センターとは
厚生労働省の事業として、「妊婦・ 胎児に対する服薬の影響」に関する相談・情報収集を実施しています。
服薬が妊娠に及ぼす影響を調査・蓄積し、「薬剤情報データベース」を構築、検証・評価された情報として提供できる体制作りを急いでいます。
出典:妊娠と薬情報センター:妊娠と薬情報センターについて | 国立成育医療研究センター

安全に痩せるために摂取したい栄養と避けたい栄養

妊娠中の体重オーバーは母子ともにリスクが高まるので、ダイエットの必要性が出てきます。
とは言え、お腹の赤ちゃんに負担となるようなことはできないので、摂取したい栄養素や避けたい栄養素をうまくコントロールしながら食事を考えることがおすすめです。

安全に体重を減らすには栄養素に注目して痩せるサプリメントを活用することも一理あります。
妊娠中に積極的に摂りたい栄養は主に、鉄分、葉酸、カルシウム、タンパク質です。
赤ちゃんの成長と、母体の維持に欠かせない栄養成分です。
さらに詳しく知りたい方は厚生労働省が発表している『妊産婦のための食生活指針』をご確認ください。

妊婦に必要な栄養素ダイエット時は、酵素、カリウム、ポリフェノールも多く摂取できるように工夫してみましょう。
血流と代謝のアップや、余分な塩分や水分を排出しむくみ解消効果が期待できます。

反対にできるだけ避けてほしい栄養には、脂質、糖質、塩分が挙げられます。
これらは太りやすくなる、高血圧になりやすいためにできるだけ控えめにしておくことがおすすめです。

サプリメントを利用して栄養分を補給することも良いですが、できれば妊娠中の体重管理は無理をしない範囲のウォーキングやマタニティ専用のヨガやスイミングを利用した運動をメインに考えると良いです。
またサプリメントに関してはドクターから処方されたものがベストで、そうでなくとも安全性が確認できるものが良いです。
当サイトでは別ページにてマタニティダイエットの基本を紹介しているので、参考にしてみるといいでしょう。

食べづわりで食欲を抑えるのが辛いときは?

つわりには吐きつわり、眠りつわりなどのように種類があり、食べづわりというのは食べていないと気持ちが悪くなるつわりです。
食べづわりは妊娠初期から体重増加が心配されるもので、必ずしも食べて楽になるものでもなく、食べたいけど気持ち悪いという辛い症状が特徴です。

食べづわりの画像食べづわりは、どうしても食べたい欲求があるので常に飴を携帯し、我慢できないときにゆっくりとなめるようにします。
ファーストフードやお菓子類などを食べるよりも、摂取カロリーを抑えることができますし、なめている時間もある程度あるので、つわりの時期を乗り越えるまでの辛抱です。

日々辛抱していて通常の食事を食べすぎたり、気持ちが悪くてどうしても吐いてしまったりを繰り返すと胃腸の調子も悪くなっていきます。

胃腸の症状が強いときはドクターから胃薬を処方してもらうよう婦人科で相談してみましょう。
もちろんお腹の胎児への影響が少ないか、安全性の高いものです。
薬を飲むことに罪悪感がある方や、赤ちゃんへの影響がどうしても心配という方は、たとえドクターから処方された薬だとしても頓服のように薬を飲むことでトータルの服薬を減らすことができます。

体重増加が気になるときや栄養バランスが気になるときは、ダイエット効果も期待できるサプリを処方してもらうよう相談することもできます。
病院によっては点滴という場合もありますが、近年ではサプリに対応しているところも増えてきています。

吐きつわりで何も食べれないときに処方される薬とは?

吐きつわりは気持ちが悪くて食事や飲んだものを吐いてしまうつわりです。
吐き気がどんどん強まっていくと最終的には水や水分も口からは飲めなくなり、胃がどんなものも受け付けなくなります。

吐きづわりの画像ほとんど飲めない状態になったら無理に口から飲む必要はありません。
むしろ飲んでも吐くので苦しみが強まるため、何も口に入れずにかかりつけの病院に行き、吐き気止めや各種栄養を点滴してもらいましょう。
点滴をしてもらうと気持ちも安心できますし、症状もだいぶ収まります。

少しでも飲めるようになると吐き気止めの薬を処方され、それを飲みながらつわりの時期を乗り越えることになります。
吐き気止めはつわりで吐き気が強いときによく使われる薬で経産婦にも飲んで無事に出産した人が多くいます。

その後も偏った食品だけしか食べれない、固形物全般が食べれないというときは、かかりつけのドクターに相談して適したサプリを処方してもらうことも検討しておきましょう。

妊娠中の薬は基本処方されたもののみにしておけば安心

妊娠中の薬に関すること
市販薬の中には説明書に妊娠中でも服用ができるものもあります。
例えばそれは、薬事法の中でも1番副作用がないと言われている医薬部外品に属する薬です。
しかし万一のことがあってからではお腹の赤ちゃんに対して取返しのつかない状態になるので、市販薬の利用は控える方が安心できます。
妊娠中の薬は基本的にはドクターに処方されたもののみにしておきましょう。

飲み薬だけじゃなく貼り薬や塗り薬だって危険

湿布薬の扱い妊娠中の飲み薬は赤ちゃんへの影響を心配して神経質になる妊婦さんが多くいます。
しかし、薬というのは飲むだけではなくて貼り薬や塗り薬もあり、それらに対しては関心が低い傾向があります。
外用薬は皮フや皮フ表面から浸透していく成分があり、場合によってはリスクがあるものもあります。

例えば、妊娠週数が進んでいくと赤ちゃんが大きくなり腰痛がひどくなることがあります。
誰もが1度は考えるのがシップを貼る、または塗るタイプのシップ薬を使ってみようかということでしょう。

服用する薬と違って薬を使っている実感が薄いことから気軽にドラッグストアでシップを購入し使う方がいますが、シップの成分によっては筋肉の炎症を抑えるために血管収縮を促すものもあり、それによっては胎児に重篤な影響を与えることがあります。

外皮用剤の妊娠中における使用について
妊娠後期の女性には胎児に動脈管収縮が起こる可能性があるため,ケトプロフェンの外皮用剤を 使用しないでください。
出典:ケトプロフェン(外皮用剤)の 妊娠中における使用について – 厚生労働省

外用薬も自己判断をせずに、かかりつけのドクターから処方されたものを使用することで、心身ともに安全を確保できて、安心できます。

妊娠中の薬やサプリメントは安全第一を心掛ける

妊娠前にはどんな薬やサプリメントを飲んでも、どんな外用薬を使っても全く問題がなかった方も、妊娠すると体の中ではさまざまな部分で大きく変化していき、妊娠前に大丈夫だったものが体に合わないことも良くあります。
それに胎児への影響を考えると自己判断はとても危険で、万一のときには取返しのつかないことも想定できます。

妊娠中に薬やサプリを使いたいときや妊娠中のダイエット方法は、必ず担当ドクターに相談したり、指示や許可を得てから使用することを徹底しましょう。

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