ダイエットをするときに必ず戦わなければならないのが食欲です。
ダイエットの仕組みは摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすことですから、どうしても食べる量やカロリーを減らす必要が出てきます。
食欲を抑えるには青色を自分の周囲に増やすとか、満腹中枢を食前に刺激できるようなものを摂取するといいといいますが、近年では食欲抑制サプリがあり国内外で肥満解消や肥満予防のほか、ダイエットのサポートとしても用いられるようになりました。
それでは食欲抑制サプリについて詳しく見ていきましょう。
目次
食欲とは何か?食欲抑制サプリの調査
日本では古くから食欲を抑えるサプリとして、こんにゃくの成分を利用したものがありました。
具体的にはそのサプリを飲むとお腹の中でこんにゃく成分が膨らんで食べすぎを防止できるというもので、現代でも小腹がすいたときに利用できるサプリがいくつかあります。
食欲を抑えるための努力は国内外で行われていて、近年では食事において視覚的効果として青色を使う、または自分の周辺に青色を多く配置すると食欲が抑えられる視覚的効果を利用したり、食欲抑制サプリを使用して食欲を抑えるという方法がピックアップされています。
食欲は人間の欲求としては生命活動に必要不可欠なもので、食欲をコントロールできれば太らないしダイエットの必要もなくなるのですが、うまくコントロールするためには自力のみでは厳しく、やはり何らかのサポートがあった方が良いといえます。
食べたい願望の要因と抑制する2つの方法
人間は食事をしてからある程度の時間はさほど食事に関心が無くなり、仕事や勉強に集中したり人によっては運動をして次の食事の時間までを過ごします。
空腹の感じ方には人によって違いがあり、年齢や性別、食べる量やそのほかさまざまなストレスなども関係しています。
食べたい!という願望が芽生えるには、空腹を強く感じることが必要で、その要因は体の血糖値が下がり始めることが挙げられます。
体内の血糖値が下がるということはエネルギー源が少ない状態なので脳が食事を摂取して補うように空腹の指令を出すからです。
空腹の指令は正しいものなら適切な食事をすればよいのですが、普段から寝不足やストレスが溜まっている方、咀嚼回数が少なくて食事時間が極端に短い方の中には、脳が過剰に空腹の指令を出していることがあります。
これはホルモンバランスが乱れていたり、満腹中枢が刺激されない、体内時計が完全にくるってしまっていることにも関係していて、海外では脳細胞(グリア細胞)の状態も関係しているといわれています。
食欲をコントロールする細胞を発見
グリア細胞を活性化させると過食を促進し、反対にこの細胞を抑制すると食欲も抑えられることがわかった。この発見は、肥満や食欲に関連する障害の薬を開発するための、新たなターゲットをもたらすことになりそうだ。今回の研究は近年、グリア細胞が脳の重要な機能に関連しているということを示すもののなかでも最新のものである。
出典:食欲をコントロールする細胞を発見:世界の最新健康・栄養ニュース
こうした食欲を抑制するためには2つの方法があり、1つは脳神経に働きかける方法で、もう1つは実際に満腹感を得る方法です。
脳神経に働きかける方法は、食欲抑制サプリを食前に飲んでその成分が満腹中枢に働きかけるために食事量をコントロールできるものです。
極端に言えば、サプリの効果で食欲がほとんどないから何も食べなくても大丈夫と感じるようになり、実際に食事をしても少量で十分と感じるために、大幅なカロリーカットや胃袋の最小化による減量が見込めます。
脳神経に働きかけるタイプは薬品を使用していることがあり、特に海外製の食欲抑制サプリは副作用が起こることでも知られています。
日本で許可されているものもありますが、大抵は重度の肥満症の方に処方するために使用されており、サプリの範囲では使用されていません。
実際に満腹感を得る方法では、食前にサプリを飲むところまでは同じでも胃袋の中ではこんにゃく成分などの低カロリーな食物繊維が膨らみ始め自然と何か食べたような満腹感が得られます。
胃袋が小さくなることは期待できないものの、胃袋に入れている成分が食物繊維やその他のハーブなので整腸作用や便秘解消の効果が期待できます。
満腹感を得る方法は飲むサプリの種類によって配合成分が違い、ギムネマが配合されていれば甘いものを抑制し、ガルシアは脂肪燃焼を促すなど少しお得に感じることが多いです。
それぞれの成分に合うような運動や制限を併用すると良いでしょう。
食欲抑制サプリの理想的な使い方
食欲抑制サプリは食べたい気持ちや空腹感を抑えるので、基本的に食前に飲むことがおすすめです。
できれば食事の前30分くらいにコップ一杯の水かぬるま湯で飲めば、そのときの食事の量を減らす目的を達成できます。
この飲み方は1回の食事に対して飲む場合で、1日中の食欲をコントロールする場合は少し違います。
1日の食欲をコントロールするには、食事と食事の間で飲むことがおすすめです。
例えば朝は食前に飲んだとしても、次にサプリを飲むのは朝食と昼食の間、9~10時くらいの間に飲むイメージです。
夜の場合でも夕食の後に夜食を食べたくなってしまう人は、夕食後2時間後くらいに飲むとちょうど良いでしょう。
いずれの場合もコップ一杯程度の水かぬるま湯で飲むようにします。
食欲抑制サプリは、単純に食事量のコントロールや1日のトータル的な摂取カロリーを減らすために使用するもので、決して食事を1回抜くために使用するものではありません。
あくまでも余分なカロリーや間食などを抑える、食べすぎを防止する目的で使用します。
カメヤマ酵母公式 | |
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金額 | 8,000円(税別) |
サプリタイプ | 食欲抑制系 |
注目 | 酵母&ミネラル配合 |
脂肪の燃焼 | |
飲みやすさ | |
総合評価 | |
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スリムプロジェクト | |
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金額 | 2,970円(税込) |
サプリタイプ | 燃焼&カット系 |
注目 | スーパーフルーツ配合 |
脂肪の燃焼 | |
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総合評価 | |
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大人のカロリミット | |
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金額 | 980円(税込) |
サプリタイプ | 糖、脂肪の吸収抑制&脂肪の代謝UP |
注目 | 機能性表示食品 |
脂肪の燃焼 | |
飲みやすさ | |
総合評価 | |
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食欲抑制サプリの使用で体に及ぼす影響
食欲抑制サプリを使用していると自然と食べる量が減ってくるので長いスパンで見れば痩せることには間違いありません。
サプリだけを当てにして運動なしでも数キロ痩せる可能性があります。
でも食欲抑制サプリをがんばって使用すると栄養失調の状態になる可能性も考えられます。
どうしても通常の食事よりも少なく食べるようになるため栄養バランスや必要最低限の摂取量に満たない場合は徐々に栄養失調状態に近づいてしまうリスクがあり食べないから良いというものではありません。
食欲抑制サプリを使用するときも食べる内容に気を配って、栄養素は補うように心がけていくことが大切です。
食欲抑制サプリのデメリットと危険サプリ
食欲抑制サプリは他の何等かのダイエットをするときに併用する分にはとても良いサプリです。
ダイエットのために週に3回スイミングをしているという方なら、食事量と摂取カロリーをコントロールできるので結果が出やすくなります。
その他の使い方もいろいろなケースがありダイエット中なのにパーティーに呼ばれたときや、どうしてもお酒を飲まなければならないシーンでも、暴飲暴食をしないで済むように働きかけてくれます。
でも食欲を抑制するはずが、近年では食欲を感じないほどの効果があるサプリまで登場して食欲抑制系のサプリにはデメリットも存在するようになりました。
主に海外製品の食欲抑制サプリに多いのですがデメリットも深刻な内容が多く気軽に使えるサプリとしては不安が残ります。
1番気になるのは食欲抑制をしているときの栄養状態です。
食欲抑制サプリの効果に任せて食べないでいると人間の体は栄養が足りなくなりいずれは栄養失調状態に陥ります。
最初のうちは痩せたと思って喜んでいても、あまりにも食事からの栄養摂取が少ない状態が続くようでは体調を崩すことも考えられます。
女性なら生理や排卵などにも大きな影響を与えて不妊の原因になることもあるといわれています。
そうなってしまっては元も子もない話なので食欲抑制サプリで食欲がなくても最低限の食生活は確保する必要があります。
偏った栄養状態になりやすいと考えることもできますので、できるだけ栄養を減らしすぎないように注意しましょう。
どうしても栄養のバランスが気になるときは、一時的に食欲抑制サプリの利用を中止しても良いし、回数を減らすだけでも栄養回復には効果があります。
また食欲抑制サプリといえば副作用の心配があります。
この副作用というのは日本製の食欲抑制サプリに含まれている成分は薬品ではありませんが、脳神経を刺激する働きがあるので脳神経を興奮させることが心配されています。
そのため不眠状態に陥る可能性もあり、安全性は高いサプリでも使用期間や使用頻度は様子を見ながら調整すると良いです。
数日でも眠れない日ができたり不眠なのかな?と感じるときはサプリの使用を中止して、状態が回復するまで様子を見ることも必要です。
その他、食欲抑制サプリの成分によっては高血圧や不整脈などを起こすことがあり、極端な使い方はやめて適切な使い方をするように心がけ、もしもサプリを使用してから体調がおかしいなと感じたらすぐに服用を中止するようにしましょう。
海外製の食欲抑制サプリを利用している方でよくあるのが、重篤な副作用です。
大きな理由として海外製品と日本製品では成分についてのルールに違いがあり、表示の義務の有無はもちろんのこと、日本の規定よりも各成分について過剰摂取状態になる可能性があります。
代表的な海外製の食欲抑制サプリではリデュースやリポドリン、ファスティンなどがあり、これらも多くの利用者がいる一方で危険性を指摘され、中には死亡例もあります。
サプリメントなのに深刻で多くの副作用があることでも知られていて場合によっては非常にリスキーなサプリになります。
- 動機
- めまい
- 強いまたは激しい頭痛
- 息切れ
- 依存性が高い
- うつ
- 不妊
- 心臓発作
また実際に服用した外国人の死亡例もあるサプリもあるので、副作用があるサプリは服用を見合わせるか様子を見ながら飲むようにしましょう。
気になっているときもネットで情報収集をすると良いです。
具体的にどんな副作用がどの程度の強さで起こっているなどの情報は口コミからも集められます。
肥満を解消するにはどんな方法が適しているのか
日本では太っていることに対して一定の基準を設けて肥満という言葉を設けています。
この肥満は正しくは肥満症といって太っている状態を示す言葉で、病気の名称ではありません。
肥満はその人の体脂肪量によって決めるのですが、一般的な指標としてBMI(Body Mass index)を世界的に採用していて、WHOによる肥満の判定基準はBMI30以上ですが、日本の基準はBMI25以上です。
こうした違いを見ていると肥満の定義としては日本基準の方が少し厳しいといえます。
近年では肥満解消に向けての取り組みが盛んになってきていて、自力で肥満解消に向けてサプリなどを併用しながらダイエットする方も多くなっています。
肥満解消を意識している方に役立つ肥満解消サプリについては「肥満解消サプリの特徴と肥満解消の方法」で詳しく解説しています。
熟読して肥満解消のためにがんばってみませんか?
肥満解消といっても1人ではなかなか太刀打ちできないケースや、途中でくじけてしまうこともあります。
そういった方のために日本では肥満外来を開設している病院があります。
肥満外来では主に現状の肥満状態のチェックや、肥満が引き起こしている病気などをチェックして適切な治療を行います。
治療といっても個人に合わせたダイエット方法や運動方法の提案や精神面のサポート、肥満の専門家としての適切なアドバイスをもらうことができるものです。
個人によっては投薬なども行われて病気とダイエットの両方からアプローチすることもあるようです。
食欲抑制サプリは長期間の服用はおすすめできない
食欲抑制サプリはダイエットにはとても有効なアイテムだといえますが、長期間の利用はおすすめできません。
それは食欲が人間が生きていくための欲求の1つで、ダイエットのために一定期間抑えることができても、長期間や年単位で抑制するようなものではないからです。
ある程度の食欲がなければ食事がおいしくありませんし、反対に食欲がありすぎても食べすぎますから困ります。
普段の食欲を運動やストレス発散などでうまくコントロールしていき、適切な食事をすることが望ましいです。
食欲抑制サプリを摂取し続けるとなると、第一に心配されるのは栄養状態です。
あまりにも食事量が少ない場合は栄養不良状態を招きかねないので長期的な利用はおすすめできません。